東京証券取引所の取引時間が30分延長になりました。
個人的に着目する点は2点ある。パッシブ運用に伴う終値付近での取引量の増加と、企業の開示タイミングである。
CA導入に伴い、板寄せで当日中の売買が成立しやすくなる様だ。ざら場とは違った取引になるのは間違いない。
日本の投信は、正確に価格を計算する仕組みであると聞いた。米国は修正が認められるとか。
全てのデータが連携さえされれば、集計なんてたいしたことではない。恐らく、COBOLでガリガリと集計するのであろう。
もっとも、現在の主流は分散処理のほうが正しいと私は思う。CPUのクロック速度が上がらないのでコア数、CPU数を増やすことで速度を高める方がデータ量の増加に対応しやすいからだ。
企業の開示については、これまでも15時付近で開示していた企業が多かった印象です。取引終了後に開示する事で、開示資料を精査する時間があった一方で、海外取引やPTS取引などでより早く反応する市場がある事は問題だとされている。
取引時間中に開示される場合、説明会などなしにインパクトのある情報(数字)だけが先行し荒れた市場になる懸念もある。11時半の前場終了などに開示が集中しなければ良いが
終わりに、東証30分延長ですが30分?という正直短い延長時間ではありますが前向きに良いことだと思います。
今回、システム改修などの調査もしたと思う。更に延長を検討するのであれば早いに越したことはない。