JAは株式会社ではなく、協同組合という種類の組織です。株式会社と協同組合の一番の違いは、協同組合はあくまで組合員の生活を守り向上させることが目的で、利潤の追求ではない。
https://life.ja-group.jp/message/about/
なぜ“民営化”が話題に?
“民営化”という言葉のインパクト
JAはすでに営利目的ではない民間の協同組合ですが、“民営化”という言葉を使うことで、郵政民営化のイメージを重ね「大改革が起きるのでは?」という印象操作が行われています。
X上でも「協同組合であるJAを民営化するって…」とツッコミが出ており、そもそも意味が曖昧なまま話題になっているケースが見られます。
政府との関係もしっかり存在
法制度による規制・優遇 : JAは農協法や農林中央金庫法などの専用法律によって規制・運営されており、一部は独禁法の対象外など優遇措置もあります。
政府(農林水産省)や自由民主党と密接なつながりがあり、政策形成や農政に影響を与える存在となっています。
「JAの民営化」と言われるものは、実際には営利企業化する明確な計画ではなく、協同組合としての制度整備やガバナンス改革が、誤って“民営化”という言葉で語られているのが現状です。
制度改革の是非は意見が分かれますが、言葉のインパクトに惑わされず、農協改革の内容と目的を丁寧に理解することが重要です
言葉の“キャッチーさ”、郵政民営化を思い出させる「民営化」の語感が強烈で、人々の反応を誘発する目的で利用されていることに注意が必要です。