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25/05/19 気になるマーケット動向

日本市場の動向

5/16の日経平均株価は37,753円と約1円安で終わりました。

米国債格下げ

ムーディーズは米政府に付与していた最上位の長期信用格付け「Aaa(トリプルA相当)」を「Aa1(ダブルAプラス相当)」に1段階引き下げた。

ただし、格下げは3社目ということもあり市場への影響は、限定的という見方もある。

気になる個別株

ツルハホールディングス

ツルハとイオン(ウェルシア)の経営統合に向けたニュース。ツルハの株を約10%もつ英系運用会社オービスが統合比率やイオンによる買収価格がツルハHDの企業価値を過小評価していると指摘している。

26日開催のツルハHDの株主総会では統合議案に反対票を投じるとしている。議決権行使助言会社2社もこれを支持する考えを公表している。

また、イオンは16日に議決権ベースでの保有比率を19.88%から27.13%に引き上げたと発表している。

2024年5月の有価証券報告書を見ると、24%程度が個人株主である。ISSなどの評価をあまり気にしない層になるが議決権行使率が成否を分けるのではないか。また、イオンが保有比率を高めているため、否決されても臨時株主総会にて可決するのではないか。